MENU
まくお
スピリチュアル・ヘルスアドバイザー
中高年が残りの時間を豊かに過ごせるように日々、頑張っています。いや、これがなんとも難しいのでありますが、カチコチの頭を少しづつ揉みほぐしながらぼちぼちと

AI詐欺と詐欺リスク—高齢者が知るべき安全対策17選

こんにちはまくおです。高齢化が進む日本では、高齢者を狙った詐欺被害が後を絶ちません。 近年、その手口はますます巧妙化しており、AI(人工知能)技術を悪用した新たな詐欺も登場しています。 高齢者の皆様、そしてそのご家族の皆様は、AI詐欺の脅威を正しく認識し、適切な対策を講じる必要があります。

この記事では、高齢者が巻き込まれやすいAI詐欺の最新の手口と、その対策について、具体例を交えながら分かりやすく解説しています。

高齢者がAI詐欺の標的にされる理由

高齢者は、人生経験が豊富で親切な方が多い一方、デジタル技術への理解が不十分な場合があり、詐欺師につけ込まれやすい傾向があります。スマートフォンやタブレットの利用率は増加しているものの 、セキュリティ対策や情報リテラシーが不足している高齢者も多く 、AI技術を悪用した巧妙な詐欺を見抜くことは容易ではありません。

AI詐欺の最新手口

AI技術を駆使した詐欺は、従来の詐欺よりも巧妙で、見破ることが難しいものが多くあります。具体的な手口を、分かりやすく分類してご紹介します。

1. AIアプリを悪用した詐欺

  • 偽の健康アドバイスAIアプリ 健康相談アプリを装い、個人情報を盗み取ります
    • 例 健康状態や生活習慣などを入力させ、その情報を悪用するアプリが出回っています。
  • AIアシスタントを装った個人情報の盗難 便利なAIアシスタントのふりをして、こっそり個人情報を盗み取ります
    • 例 公式アプリに酷似した偽アプリで、パスワードや住所などの個人情報を盗み取ります。

2. ディープフェイクを利用した詐欺

  • ディープフェイクでの緊急連絡詐欺 AIで家族の声を模倣し、緊急事態を装って金銭を要求します
    • 例 AIで息子や孫の声を再現し、「事故に遭った」と嘘の電話をかけ、金銭を要求する事件が発生しています。
  • AI生成の偽ビデオ通話 家族や友人を装ったビデオ通話で金銭を騙し取ります
    • 例 AIで生成した偽の顔画像でビデオ通話をし、金銭を要求する手口が登場しています。 [48]

3. その他のAI詐欺

  • 偽の無料試用AIサービス 無料体験を謳ってクレジットカード情報を詐取します
    • 例 無料期間後に高額な料金を請求する、解約が困難なサービスがあります。
  • 偽の旅行プランAI提案 魅力的な旅行プランを提示し、予約金を騙し取ります
    • 例 架空の旅行プランで予約金をだまし取るケースが発生しています。
  • AI生成の不正な製品レビュー 偽のレビューで低品質な商品を購入させます
    • 例 健康食品や家電製品などで、効果を過大に宣伝する偽レビューが横行しています。
  • 偽のAI法律相談 法律相談を装い、個人情報や財産情報を盗み取ります
    • 例 遺産相続や不動産問題に関する無料相談で、個人情報を詐取するケースがあります。
  • 偽のオンラインショッピングAIアシスタント 偽サイトに誘導し、クレジットカード情報を盗みます
    • 例 割引クーポンなどを利用し、偽のショッピングサイトへ誘導するAIアシスタントが登場しています。
  • AI自動車購入サポート詐欺 お得な車購入を装い、偽の契約を結ばせる
    • 例 実在しない中古車をAIで紹介し、代金を騙し取るケースが報告されています。
  • 偽の請求メッセージ 自動音声で偽の請求書を送りつけ、支払いを促します
    • 例 公共料金や通信料金などの支払いを装った偽の請求メッセージで、金銭を騙し取ります。
  • 投資詐欺 AIを使った投資アドバイスで、実在しない投資商品を購入させます
    • 例 「AIが選んだ高収益銘柄」などと謳い、実在しない投資話に誘い込む詐欺が増えています。
  • 偽の見守りロボットを使った詐欺 見守りロボットを装い、個人情報を収集します
    • 例 安価な見守りロボットを販売し、家庭内の会話を盗聴して個人情報を収集するケースが報告されています。
  • フィッシングSMS AIが生成したSMSで、偽サイトに誘導し個人情報を入力させます
    • 例 金融機関やECサイトを装ったSMSで、偽サイトに誘導し、IDやパスワードを盗み取ります。
  • 偽のチャリティー寄付 AIを使った音声や映像で、偽のチャリティーに寄付を促します
    • 例 災害支援などを装い、偽の団体に寄付を募る詐欺が発生しています。
  • AIアシスタントの不正なアップデート 偽のアップデート通知で、不正なソフトウェアをインストールさせます
    • 例 システムのアップデートを装い、マルウェアをインストールさせるケースがあります。

AI詐欺への対策

AI詐欺の被害を防ぐためには、以下の対策を心がけましょう。

  1. 不審な話には注意!
    • うますぎる話や不安をあおる話には警戒しましょう
      • 例 「必ず儲かる」「元本保証」といった投資話は詐欺の可能性が高いです
      • 家族や友人を装っていても、不審な点があれば一度電話を切り、本人に直接確認しましょう
  2. 個人情報は守る!
    • 電話やメールで個人情報を聞かれても、安易に教えないようにしましょう
      • 例 金融機関や公的機関が、電話やメールで口座番号やパスワードを尋ねることはありません
      • 不安な場合は、公式サイトで連絡先を確認し、直接問い合わせましょう
  3. 家族や友人に相談する!
    • 不安なことがあれば、家族や友人に相談しましょう
      • 例 投資話や高額な商品の購入を持ちかけられたら、家族や友人に相談してみましょう
      • 周囲の人と情報共有することで、詐欺を見抜く目を養うことができます
  4. 最新情報を入手する!
    • 詐欺の手口は常に進化しています。警察庁や消費者庁 のウェブサイトなどで、最新の手口を把握しましょう
  5. セキュリティ対策ソフトを導入する!
    • パソコンやスマートフォンにセキュリティ対策ソフトを導入し、ウイルス感染や不正アクセスを防ぎましょう
      • 例 ウイルスバスター、ノートンセキュリティなどのセキュリティソフトを導入し、最新の状態に保ちましょう

家族ができること

高齢者の家族は、AI詐欺から高齢者を守るために、以下のサポートを心がけましょう。

  • AI詐欺に関する情報を共有する 最新の手口や対策について、高齢者と一緒に学びましょう
  • 日頃からコミュニケーションをとる 高齢者の様子に変化がないか、注意深く観察しましょう  
  • 不審な点があれば、すぐに相談に乗る 高齢者が詐欺に遭いそうになったら、警察相談専用電話(#9110) や消費者ホットライン(188) に相談しましょう  
  • AI技術を活用した対策ツールの導入を検討する イギリスでは、高齢者特有の話し方を模倣するAIシステム「デイジー」が導入され、詐欺師との会話を長引かせることで被害を防いでいます 。日本でも、東洋大学と富士通が共同で、AIと犯罪心理学を組み合わせた特殊詐欺防止システムを開発し、実証実験を行っています [。このシステムは、高齢者の表情や心拍数を分析し、特殊詐欺に特有の感情の起伏を検知すると警告を発するというものです 。  

まとめ|AI詐欺から高齢者を守るために

AI技術は、私たちの生活を豊かにする可能性を秘めている一方で、悪用される危険性も孕んでいます。高齢者とその家族は、AI詐欺の脅威を正しく理解し、適切な対策を講じることで、被害を未然に防ぐことができます。

具体的な次のステップ

  1. 家族でAI詐欺について話し合い、対策を共有しましょう
    • 例 「もし知らない人から電話がかかってきて、お金を要求されたらどうする?」「怪しいと思ったら、まず誰に相談する?」「銀行や役所の人が、電話やメールで口座番号やパスワードを聞くことはある?」など
  2. 警察や自治体のウェブサイトで、AI詐欺に関する情報を確認しましょう
    • 例 警察庁のウェブサイトでは、「最近のAI詐欺の手口」や「被害に遭わないための注意点」などが紹介されています 。消費者庁のウェブサイトでは、相談窓口や被害事例などが掲載されています  
  3. 高齢者向けの啓発イベントやセミナーに参加してみましょう
    • 例 地域の自治体や警察署などが主催する、AI詐欺に関する講演会やワークショップに参加して、具体的な対策を学びましょう

この記事が、高齢者の皆様が安心して日々を過ごすための参考になれば幸いです。

シェア よろしくお願いいたします。!
  • URLをコピーしました!
目次