こんにちは、ヘルスアドバイザーのまくおです。
添加物大国の日本では、これらを避けることは経済的にも難しいかもしれません。しかし、原材料表示を確認し、添加物や保存料がなるべく入っていないものを選ぶことは可能です。毎日口にするものだからこそ、気をつけたいものです。
「塵も積もれば山となる」と言いますが、まさにその通りです。日々の小さな選択が長期的には大きな影響を及ぼします。どんな影響があるのかを知ることも重要です。例えば、安息香酸ナトリウムなどの保存料は長期的な健康リスクを引き起こす可能性があります。特にビタミンCと反応してベンゼンという発がん性物質を生成するリスクが指摘されています。
これらの情報を知り、理解することで、日々の選択がより健康的なものになります。毎日の食品選びに気をつけることで、健康リスクを減らすことができます。注意深く原材料を確認し、安全な食品を選ぶことが大切です。
気をつけたい!化学調味料ランキングトップ20
免責事項
この情報は、あくまでも参考情報であり、医学的なアドバイスではありません。
健康に不安がある場合は、医師に相談してください。
化学調味料 使用例
グルタミン酸ナトリウム(MSG) | 頭痛、めまい、心拍数増加 | インスタントラーメン、スナック菓子、加工肉 | ||
アスパルテーム | 神経系への悪影響、頭痛、めまい、行動障害のリスク | ダイエット飲料、無糖ガム、低カロリー菓子 | ||
高果糖コーンシロップ | 肥満、2型糖尿病、脂肪肝疾患のリスク | 炭酸飲料、菓子パン、シリアル | ||
ナトリウムベンゾエート | アレルギー反応、過敏症、喘息悪化 | 清涼飲料水、ジャム、ソース | ||
カラメル色素(Ⅳ類) | 発がん性物質4-MEI含有 | 炭酸飲料、ソース、焼き菓子 | ||
タートラジン | アレルギー反応、行動問題(特に子供) | 炭酸飲料、キャンディー、アイスクリーム | ||
サッカリン | 動物実験で膀胱癌のリスク、消化器系への悪影響 | ダイエット飲料、低カロリー菓子、缶詰フルーツ | ||
BHA(ブチルヒドロキシアニソール) | 発がん性、胃や膀胱への影響 | シリアル、チップス、ガム | ||
BHT(ブチルヒドロキシトルエン) | 発がん性、肝臓への影響 | シリアル、バター、スナック菓子 | ||
アセスルファムカリウム | 長期的な健康影響への懸念、発がん性、腎臓や肝臓への影響 | ダイエット飲料、低カロリー菓子、ゼリー |
プロピオン酸カルシウム | 消化器系への悪影響、腹痛、下痢 | パン、ケーキ、焼き菓子 | |||
ブチルパラベン | ホルモンバランスへの影響、乳癌との関連 | 化粧品、スキンケア製品、加工食品 | |||
ソルビン酸カリウム | アレルギー反応、呼吸器系への影響、喘息悪化 | チーズ、ワイン、ドライフルーツ | |||
亜硫酸ナトリウム | アレルギー反応、呼吸器系への影響、胃腸障害 | 乾燥果物、ワイン、ビール | |||
アルミニウム化合物 | 神経毒性、アルツハイマー病との関連 | ベーキングパウダー、焼き菓子、粉末飲料 | |||
亜硝酸ナトリウム | 発がん性物質ニトロソアミンの生成、胃癌や大腸癌のリスク | ハム、ソーセージ、ベーコン | |||
クエン酸 | 歯のエナメル質損傷、胃酸過多、消化不良 | ソフトドリンク、キャンディー、缶詰 | |||
エリスリトール | 消化不良、下痢 | 糖質制限スイーツ、ガム、低カロリー飲料 | |||
ポリソルベート80 | 消化不良、アレルギー反応、腸内細菌叢の変化 | アイスクリーム、サラダドレッシング、ケーキミックス | |||
プロピレングリコール | 長期的な健康影響への懸念、腎臓や肝臓への負担 | 食品の湿潤剤、化粧品、医薬品 |
〇〇化学調味料ランキングトップ20
現代の食生活において、化学調味料は避けられない存在となっています。しかし、中には健康に悪影響を及ぼすものも少なくありません。以下、特に注意が必要な化学調味料を20位までランキング形式でご紹介し、それぞれがどのような食品に使用されているかの例もお伝えします。
1位 グルタミン酸ナトリウム(MSG)
多くの加工食品に使用される調味料で、うま味を強化します。過剰摂取により、頭痛、めまい、さらには心拍数の増加といった症状が報告されています。ジョンズ・ホプキンス大学の研究によると、MSGの摂取がこれらの症状を引き起こす可能性があることが示唆されています。例 インスタントラーメン、スナック菓子、加工肉
2位 アスパルテーム
人工甘味料の一種で、低カロリー食品や飲料に広く使用されています。長期間の摂取により、神経系への悪影響が報告されており、頭痛やめまい、さらには行動障害のリスクが示されています。国際がん研究機関(IARC)の報告では、アスパルテームの長期摂取による潜在的なリスクが指摘されています。例 ダイエット飲料、無糖ガム、低カロリー菓子
3位 高果糖コーンシロップ
砂糖代替品として広く使用され、甘味を増強します。肥満や2型糖尿病、脂肪肝疾患のリスクを高めることが研究で示されています。アメリカ心臓協会(AHA)の2023年の研究では、高果糖コーンシロップの過剰摂取がメタボリックシンドロームの発症リスクを高めるとされています。例 炭酸飲料、菓子パン、シリアル
4位 ナトリウムベンゾエート
保存料として使用され、食品の酸化を防ぎます。しかし、アレルギー反応や過敏症の原因となることがあり、特に喘息患者には注意が必要です。ベンゾエートに関する研究では、ADHDの症状を悪化させる可能性が示唆されています。例 清涼飲料水、ジャム、ソース
5位 カラメル色素(Ⅳ類)
アモニア処理されたカラメル色素は、食品の色を強化しますが、発がん性物質である4-メチルイミダゾール(4-MEI)を含むことが懸念されています。米国国立毒性プログラム(NTP)の動物実験で、カラメル色素の発がん性が示されています。例 炭酸飲料、ソース、焼き菓子
6位 タートラジン
人工着色料で、食品や飲料の鮮やかな色を保ちます。アレルギー反応や行動問題(特に子供において)を引き起こす可能性があります。欧州食品安全機関(EFSA)の評価では、タートラジンがアレルギー症状や注意欠陥・多動性障害(ADHD)の悪化に関連していることが示唆されています。例 炭酸飲料、キャンディー、アイスクリーム
7位 サッカリン
人工甘味料で、低カロリーの甘味を提供します。動物実験で膀胱癌のリスクが示されていますが、人間への影響については議論の余地があります。一部の研究では、消化器系への悪影響が指摘されています。例 ダイエット飲料、低カロリー菓子、缶詰フルーツ
8位 BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
酸化防止剤として使用され、食品の保存性を高めます。動物実験で発がん性が示唆されており、特に胃や膀胱への影響が懸念されています。欧州連合(EU)では特定の用途での使用が禁止されています。例 シリアル、チップス、ガム
9位 BHT(ブチルヒドロキシトルエン)
酸化防止剤で、BHA同様に食品の酸化を防ぎます。発がん性のリスクが指摘されており、特に肝臓への影響が研究で示されています。動物実験では、肝臓の腫瘍形成が観察されています。例 シリアル、バター、スナック菓子
10位 アセスルファムカリウム
人工甘味料で、低カロリーの甘味を提供します。長期的な健康影響が懸念されており、動物実験では発がん性の可能性が指摘されています。特に、腎臓や肝臓への影響が懸念されています。例 ダイエット飲料、低カロリー菓子、ゼリー
11位 プロピオン酸カルシウム
保存料で、パンやベーキング製品の保存性を高めます。摂取しすぎると消化器系に悪影響を及ぼし、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。研究では、長期的な摂取による健康リスクが示唆されています。例 パン、ケーキ、焼き菓子
12位 ブチルパラベン
防腐剤で、化粧品や食品に使用されます。ホルモンバランスに影響を与える可能性があり、エストロゲン様作用を持つことが研究で示されています。乳癌との関連も懸念されています。例 化粧品、スキンケア製品、加工食品
13位 ソルビン酸カリウム
保存料で、カビや酵母の成長を抑制します。アレルギー反応を引き起こすことがあり、特に皮膚や粘膜への刺激が報告されています。一部の研究では、遺伝毒性の可能性が示唆されています。例 チーズ、ワイン、ドライフルーツ
14位 亜硫酸ナトリウム
酸化防止剤で、乾燥果物やワインに使用されます。アレルギー反応や呼吸器系に影響を及ぼすことがあり、特に喘息患者には注意が必要です。過剰摂取による胃腸障害も報告されています。例 乾燥果物、ワイン、ビール
15位 アルミニウム化合物
焼き菓子や粉末飲料に使用され、膨張剤として機能します。神経毒性が懸念されており、アルツハイマー病との関連が示唆されています。長期的な摂取による影響が問題視されています。例 ベーキングパウダー、焼き菓子、粉末飲料
16位 亜硝酸ナトリウム
発色剤で、加工肉製品に使用されます。発がん性物質であるニトロソアミンの生成が懸念されており、胃癌や大腸癌のリスクが示されています。研究では、特に高温で調理された場合のリスクが指摘されています。例 ハム、ソーセージ、ベーコン
17位 クエン酸
酸味料で、飲料や菓子に使用されます。大量摂取により歯のエナメル質を損傷することがあります。また、胃酸過多や消化不良の原因となることもあります。特に、酸性度の高い食品を多く摂取する人は注意が必要です。例 ソフトドリンク、キャンディー、缶詰
18位 エリスリトール
天然由来の甘味料で、低カロリーの甘味を提供します。大量摂取により消化不良や下痢を引き起こすことがあります。特に、消化器系が敏感な人には注意が必要です。例 糖質制限スイーツ、ガム、低カロリー飲料
19位 ポリソルベート80
乳化剤で、食品のテクスチャーを改善します。消化不良やアレルギー反応を引き起こすことがあり、一部の研究では腸内細菌叢の変化が報告されています。長期的な摂取による健康影響が懸念されています。例 アイスクリーム、サラダドレッシング、ケーキミックス
20位 プロピレングリコール
湿潤剤として使用され、食品や化粧品に含まれます。長期的な健康影響が懸念されており、大量摂取により腎臓や肝臓への負担が報告されています。特に、慢性的な摂取による影響が問題視されています。例 食品の湿潤剤、化粧品、医薬品
おまけ
タール色素
タール色素は、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。これには皮膚の発疹、かゆみ、呼吸困難などの症状が含まれます。特にアゾ色素(例:タートラジン(黄色4号)、サンセットイエロー(黄色5号))は、アレルギー反応を引き起こすリスクが高いとされています。
いくつかの研究では、タール色素が子供の注意欠陥多動性障害(ADHD)や過活動の症状を悪化させる可能性が示されています。これにより、子供に与える食品や飲料に含まれるタール色素の使用について注意が必要です。
発がん性の懸念もあります。動物実験では、赤色3号(エリスロシン)が腫瘍の発生率を増加させることが報告されており、いくつかのタール色素は発がん性が疑われています。これにより、いくつかの国では特定のタール色素の使用が禁止または制限されています。
タール色素の一部は、体内で蓄積される可能性があり、長期的な健康リスクを引き起こすことが懸念されています。これにより、食品や化粧品の成分表示を確認し、タール色素が含まれているかどうかをチェックすることが重要です。必要に応じて、天然の色素を使用した製品を選ぶことで、健康リスクを減らすことができます。
安息香酸ナトリウム(保存料)
安息香酸ナトリウムは、食品や飲料の保存料として広く使用され、微生物の成長を抑制する効果がありますが、いくつかの健康リスクが指摘されています。
安息香酸ナトリウムは、ビタミンC(アスコルビン酸)と反応すると、発がん性物質であるベンゼンを生成する可能性があります。ベンゼンは、長期にわたる曝露が白血病やその他のがんのリスクを増加させることが知られています。このため、特に酸性の飲料(例:ソフトドリンク)での使用が問題視されています 。
アレルギー反応を引き起こす可能性があります。これには皮膚の発疹、かゆみ、呼吸困難などの症状が含まれます。一部の人々は安息香酸ナトリウムに対して敏感であり、摂取後にアレルギー反応を経験することがあります 。
高濃度で摂取すると、消化器系に影響を与え、胃痛や下痢を引き起こす可能性があります。食品添加物としての使用量は規制されていますが、過剰摂取を避けることが重要です 。
TBZ OPP
TBZ(チアベンダゾール)
- 用途 抗真菌剤および駆虫剤として果物や野菜の保存に使用されます 。
- 危険性
- アレルギー反応 一部の人々にアレルギー反応(皮膚の発疹、かゆみ、呼吸困難)を引き起こす可能性があります 。
- 急性毒性 高濃度での暴露は急性毒性を引き起こし、消化器系や神経系に影響を与えることがあります 。
- 発がん性の懸念 動物実験での長期高用量暴露は発がん性の可能性が示唆されていますが、現行の使用基準ではリスクは低いとされています 。
OPP(オルトフェニルフェノール)
- 用途 抗菌剤および防カビ剤として果物や野菜の保存に使用されます 。
- 危険性
- 皮膚刺激 皮膚に刺激を与え、長期間または高濃度で接触すると皮膚炎を引き起こす可能性があります 。
- 呼吸器への影響 吸入により喉の痛みや咳を引き起こす可能性があります 。
- 発がん性の懸念 動物実験で発がん性が示唆されており、国際がん研究機関(IARC)はOPPをグループ2B(ヒトに対する発がん性が疑われる)に分類しています 。
知っておきたいこと
この記事の内容は、信頼できる研究や公的機関の情報を基にしていますが、あくまでも参考情報です。化学調味料の健康への影響は、個人差や摂取量、体質などによって異なります。食品を選ぶ際には、ラベルをよく確認し、できるだけ自然な成分を使用したものを選ぶことが大切です。
また、化学調味料に関する最新の研究結果や情報を常に確認することも重要です。この記事を参考にしながら、自分に合った健康的な食生活を心がけてください。