MENU
まくお
スピリチュアル・ヘルスアドバイザー
中高年が残りの時間を豊かに過ごせるように日々、頑張っています。いや、これがなんとも難しいのでありますが、カチコチの頭を少しづつ揉みほぐしながらぼちぼちと

『まくおの物語』あれから30年 伯方島ストーリー

あと数日で『クリスマス』かぁ。

そんなことを思っていたら、過去に思い出のある女性のことを、ふと思い出したので忘れないように残しておくことにした。。

人生は誰と出会い付き合うか、そして何を学び行動するか、常に選択の連続が人生を創造していく。

この話の舞台となる伯方島(はかたじま)は、広島県尾道市から愛媛県今治市を結ぶ『しまなみ海道』を通過する島の1つで、所在地は愛媛県今治市。あの『伯方の塩』の生産地です。

その、ずっと後にわたしは数年前(2016年頃)、に愛媛県の温泉地へ行く道中で伯方島へ寄った。

この伯方島は以前に付き合っていた彼女が生まれ育った場所だったこともあり懐かしさから寄ることにしたんだ。

彼女は元気にしてるんかな?

ふと、当時を思い出す。

そういえば、、はじめて、彼女とこの島へ来た時に一緒にタイムカプセルを埋めていたことを思い出した!

思い出の物やメッセージなどを何かに入れて未来に開けてみるとゆうやつだ。
若い頃は思い出としてタイムカプセルを埋めたり、何かに文字や絵を刻めそうなところを見つけては書き込んでいた。

まだあるだろうか?それよりも何処に埋めたのかを覚えていない

思いだそうとしても大昔のことなので記憶からでてこない。

もういい!と考えないことにした。

そうだ、彼女の家の前を通ってみよう!

そう思ったはいいが地理が全く分からず、遠い記憶を探りながらノロノロと車を走らせた。

結婚して何処かへ嫁いでいるんだろーなーなんて思っていたら、彼女の家を見つけた!

記憶の片隅から掘り出てきた彼女の実家、同時にタイムカプセルを埋めた場所までも思い出した。

彼女の家の周りには外塀があり、確かこの塀の外側にある石の下に埋めたはず。。

こっそりと忍び寄り、周囲を気にしながら怪しさ満点で掘り返した。

あったあった!見つけたぜ!そこから出てきたのは、、

彼女との思い出のタイムカプセルだった。

心のドキドキを抑えながら、蓋をゆっくりと開けて中をみた、、

そして、わたしは何とも言えない感情に心が泣いた。

ゆっくりと当時の記憶がよみがえってくる。

当時の思い出

今から、数十年前。。

わたしは文具屋に入り素敵な女性を発見したw

おいおい、こんな可愛い人がこの世にいたなんて!人生まだまだ捨てたものではありませんな!と数十年前のクソ若僧だったわたしはそう思った。

彼女はショートヘアで おめめのパッチリした細身の女性だった。 わたしの記憶の中の彼女のイメージは今も当時のままで何も変わっていない。当然のことだけどw

これがまた、何の用もないのに文房具屋へ毎日わたしは通うことになる。

渾身の男前猛アタックが、それから始まったがしかし、、

もちろん相手にされることはなく、かわされてばかりいた。

かすかな望みを抱き続ける主人公だった、、

それから毎夜、面白いネタを死にもの狂いで考えまくり、時に郷ひろみの全く似ていない物まねも披露した。

それから数ヶ月、その甲斐あって彼女は根負けしたのだろう

ついに、彼女の口から、ええよ 付き合ってあげる!

わたしは、この時 無敵になった!これが愛の力というものか!!

アフガニスタンへ手榴弾 1つで戦いに行くことができると思えた瞬間だった。。

本当に嬉しかったんだろうな、次々と流れるように当時の出来事を思い出す

そういえば、付き合いはじめた年のクリスマス前頃に、彼女の生まれ育った伯方島へ一緒に来たこと。

そして、今治に行き初めての『鈍川温泉』での出来事、飲みに行った帰りに曲は忘れたけど、転んだという歌詞が入った歌を口ずさんでいた、彼女に転ぶなよって言ったら、間もなく本当に転んだw

二人で爆笑した記憶。

これも、30年前の出来事。

付き合い始めて数年と数ヶ月後、、

彼女と別れた。

原因は、わたしが別の人を好きになった。なんとも情けない勝手な理由だった。

それから彼女とは1度も会っていない。

まだ、しまなみ海道なんて影も形もない時代だった。

話を戻し現代へ

冒頭に戻り、数年前に再び伯方島へ上陸!

当時の記憶にある伯方島とは 随分変わっていた

そりゃそーだなと複雑な心境だw

結婚して子供もいるんだろなー、元気にしてるんかなー?等とぶつぶつと。。

あれから30年が過ぎたか。何とも早いものですねー、わたしの頭の中は幼稚なままだというのに。。ぶつぶつ。。

もし、会っても絶対分からないだろーなー。ぶつぶつ。。

いい加減考えたらスッキリしたので忘れることにしたのだ。

そもそも、伯方島へ来たのは彼女に会うのが目的ではない

しまなみ海道を渡り今治へ行く途中、昔を思い出し、なんとなく行きたくなっただけ。

あの日、彼女の里帰りに付き合い、今治からフェリーに乗って伯方島へ到着した。

あの時、偶然立ち寄った隣町の文房具屋へ行っていなければ彼女と会うことはなかっただろう。

わたしにとっては掛け替えの無い時間となったけど、彼女にとっては無駄な時間だったと思う。

そんな思いを繰り返していた。。

昔の思い出ってのは時に癒しとして心を震わすことができる。そうでない思い出なら考えない。それだけだ。

タイムカプセル

そして、この旅で無事にタイムカプセルを開けた。

あの時、一緒に埋めた記憶が鮮明によみがえった。笑いながら『思い出のタイムカプセル』30年後だったか?一緒に開けようと言ったことを思い出した。

島を去る前に、彼女の今を知りたくなったわたしは、やめとけばいいものを聞き込み調査に入った。

さりげなく島の人と話し分かったことは、、

彼女は先月に亡くなっていた。

これは、辛かった。心にダメージというか、なんとも切ない。。

そして、彼女は生涯独身だったことを知った。。。

遠い昔の、わたしの物語が1つ終幕した。

それだけだ

ありがとう、わたしはmちゃんと伯方島を切ない気持ちのまま後にし今治へと向かった。

因みにタイムカプセルの中身には何が入っていたのか?

1枚の古びた紙が入っていた。その紙には相合傘に二人の名前と落書きが

その下には30年後、このカプセルをまっくんと一緒に開けることになる。。と書かれていた。

そして、このタイムカプセルは1度開けられていた。それが分かったのは、別れた後のことが綴られた手紙がはいっていたからだ。

手紙の内容は、このカプセルを開けた未来のまっくんへ。

一緒に開けることはなくなったけど、頑張れよ!。。幸せになれよ!と、、(省略)

文章の最後に大きく『ありがとう。まっくん』と書かれていた。

自然と涙がでてきた。

人は誰と出会えるか、そして誰と付き合うか、これは人生を大きく左右する。その答えは今なら分かる。

その答えは自分自身の心が導くことになると書いておこう。

始まりがあれば必ず終わりもやってくる。出会いも同じだ、縁あって出会えたのだから大切に大切に、そのひとりひとりを大事に思うこと。悔いのないように。

シェア よろしくお願いいたします。!
  • URLをコピーしました!
目次